―NO,1すべてがFになる―
私が2日に「野ブタ。をプロデュース」を買いにいって、あまりの薄さに「これじゃ、時間つぶせないよ」と思い、買ったのがこの作品。
結果、この本も2日しか持ちませんでしたが。
この作品の評価・・・・★★★★☆
短評:かなり面白いし、キャラもすごく良いですね。
犀川の現実嫌いとでもゆうのか、あの感じが良いですね。
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/04/03
- メディア: 新書
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AMAZONより内容引用
14歳のとき両親殺害の罪に問われ、外界との交流を拒んで孤島の研究施設に閉じこもった天才工学博士、真賀田四季。教え子の西之園萌絵とともに、島を訪ねたN大学工学部助教授、犀川創平は一週間、外部との交信を断っていた博士の部屋に入ろうとした。その瞬間、進み出てきたのはウェディングドレスを着た女の死体。そして、部屋に残されていたコンピュータのディスプレイに記されていたのは「すべてがFになる」という意味不明の言葉だった。
某国立大学工学部助教授が描く、第一回メフィスト賞受賞の理系ミステリ。
犀川と萌絵が活躍するS&Mシリーズ全10作の一作目。
今までに、読んだことのないミステリでした。
理系ミステリと言うジャンルが読んだことが無いという意味ではなく。
私の知らない用語がいっぱい出てきました。
主にコンピューター関係のことで、はっきり言ってその辺のことはちんぷんかんぷんです。
ですが、読ませるのです。
そんなことが分からなくても、ストーリーにのめり込ませるのです。
そのわからなさが、事件の謎がわからないと同じ様に最後には解決すると錯覚しているのかもしれません。
むしろ最後の結末を読んで、すべて分かったような気がした。
そして、これも最後がかっこいいんです。
ラストがかっこいいものにどうやら私は惹かれる傾向にあるのか、はたまた名作はラストがかっこいいものなのか。
多分後者かな。
当たり前ですが、このかっこよさは書けませんのあしからず。
最後にアインシュタイン(理論物理学者)の言葉を。
空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む