―NO,2冷たい密室と博士たち―
BOOK REVIEW初めての続き物。
S&Mシリーズ第二作。
この作品も2日しか持たなかった。
この作品の評価・・・・★★★★
短評:一作目より万人向けになった感じ。
ただ、面白さは変わりません。今回も犀川のキャラ好き。
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/07/01
- メディア: 新書
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AMAZONより内容引用。
同僚の喜多助教授の誘いで、N大学工学部の低温度実験室を尋ねた犀川助教授と、西之園萌絵の師弟の前でまたも、不可思議な殺人事件が起こった。衆人環視の実験室の中で、男女2名の院生が死体となって発見されたのだ。完全密室のなかに、殺人者はどうやって侵入し、また、どうやって脱出したのか? しかも、殺された2人も密室の中には入る事ができなかったはずなのに? 研究者たちの純粋論理が導きでした真実は何を意味するのか。
今作はややインパクトに欠けた感じ。
前作のインパクトが凄かったってこともあるでしょう。
しかし、インパクトが欠けていても面白さは何ら変わりません。
今作品もいろいろ想像しながら読みました。
このシリーズはキャラクターがホントに好き。
特に犀川の独特の感性が大好き。
人嫌いとゆうか、現実嫌いとゆうか。
今作品はかなり大人しめだったので読みやすかったです。
これでますます、第三作目が読みたくなりました。
最後にセネカ(古代ローマの政治家、思想家、詩人)の言葉を。
汝を傷つけた人間は、汝より強い者か弱い者かのどちらかである。
もし弱い者であれば、その者を許しなさい。もし強い者であれば、汝自身を許しなさい。
ではでは、ごきげんよう。