―NO,7野ブタ。をプロデュース―



















































年明け一発目のBOOK REVIEWです。
競馬ファンのおっちゃんはダービーが年明けだそうです。
言いたい事は、わかってもらえたと思うMAKENKIです。




































さてさて、ついに堀北真希さん出演ドラマ「野ブタ。をプロデュース」の原作を読み終わりました。













































野ブタ。に関しては評価から。














































野ブタ。をプロデュース」評価・・・・★★★☆
























































野ブタ。をプロデュース

野ブタ。をプロデュース




AMAZONより内容引用。
舞台は教室。イジメられっ子転校生(キモチ悪いほどおどおどしたデブ)を人気者にすべく、オレはプロデューサーを買って出た! 「『セカチュウ』で泣いてる場合で
はない、『野ブタ。』を読んで笑いなさい」と斉藤美奈子氏絶賛、第41回文藝賞受賞
作!「大した才能だよ。期待してるぜ、白岩玄。」(高橋源一郎氏)













































真希さんはこの作品のイジメに遭ってしまう転校生小谷信太役です。
原作ではデブでキモイ男の役ですが、ドラマでは名前を信子に変え、女の子すなわち堀北真希さんに変更。






















それだと、信太(しんた)=野ブタなのに、信子(しんこ?変だなのぶこかな)では野ブタにならないじゃん、と各所でツッコまれています。
この辺がどうなるのか楽しみです。






























さて本題のですが、学校の人気者がイジメられっ子をプロディースというストーリーの内容は素晴らしくおもしろい発想で良いと思うのですが、うまくその内容を生かしきれていないように感じました。

































186ページでは、どうにも書ききれなかった様子。
どうせなら、倍ぐらいのページ数にして、もっといろいろなプロデュースを見てみたかったし、野ブタの気持ち、周りの反応なんかも、もっと丁寧にかけたと思う。





































主人公桐谷修二の一人称なので、信太の心情が全然伝わってこない。
伝わってくるのは、プロデューサーの修二の心模様だけ。
主人公は修二であり、信太のはずなのに。
















プロデューサーの心模様もこの作品では大事な意味を持ちますが、タレントの心模様の方が視聴者は見たいのです。
信太も大事にしてやってください。

















































もう一つ、文章が若者らしいと感じました。(二十歳の私が何を言っているのかと思いますが)
修二の心の声の幼稚さは目に付きます。ちっとも笑えません。まぁそのようなキャラという理由もありますが、なんか違うと思ってしまいました。
修二の一人称にする理由が今一飲み込めなかった言うべきかな。
















































あと最後に、ラストが嫌いです。
あれはないなと、ラスト好きな私は思いました。
内容が良いのだから、素直なラストでよかったと思うんだけどな〜。














































ドラマでは、これらのことは大丈夫でしょう。
何しろ一人称とか、ページ数が少なすぎとかないですから。
ただ、信太が信子になって果たして原作のストーリーを保てるのかは心配です。
たぶん、学校の人気者がイジメられっ子をプロディースとゆう内容だけが残って、あとは全部原作と違うんだろうな。














































とここまで、批判しかしていませんが、読書初心者にはもってこいの作品だと思います。
読みやすいし、ページ数少ないし(何回言うんだか)、内容は良いし。
そろそろ読書の秋ですし、皆様読んでみては。









































最後に有島武郎の言葉を。

小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前達の父と母との祝福を胸をひめて人の世の旅に登れ。
前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。
行け。勇んで。小さき者よ。






























ではでは、ごきげんよう