―NO,5時計館の殺人―
ミステリ研に入りたいMAKENKIです。
家の大学ミス研あるのかな?
- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1991/08/30
- メディア: 新書
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AMAZONより内容引用。
内容(「BOOK」データベースより)
多くの死者の想いこもり、少女の亡霊が徘徊するという時計館。訪れた九人の男女を待ち受けるのは無差別殺人。悪夢の三日間の後、生き残る者は果たしているのか。―最終章80頁にわたって次々に解明されるめくるめく真相。これほど悽愴絢爛たるクライマックスを持つ本格ミステリが、かつてあっただろうか。
「館」シリーズ節目の5作目です。
懐かしい人も出てきます。
5作目とゆうことでかなり厚めです。
ページ数が多くて読み応えたっぷり。
ただ、全くあきさせません。
次から次に起こる殺人。
湧いて出てくる真実。
そして怒涛のクライマックス。
何より時計館が凄いのはそのトリック。
私が予想していたものより遥か高みのトリックでした。
謎が解けた時思わず
「凄いよ綾辻先生!!!」
って叫んでました。
このトリック今まで読んだミステリで一番好きかも。(封印再度といい勝負かな?)
それほどに感動するトリックでした。
そしてラスト。
何かもの悲しげな終わりに考え深くなります。
ここからネタバレ。
読みたい人だけドラッグ!!
時計館を読むか読まないか分からない人は、読まないほうがいいと思います。
(ここから→)すべてが、文字どうり世界を構成するすべてのものが崩れ去る様は儚くも、全てに優る綺麗さがあります。(←ここまで)
さて、「館」シリーズはここで一旦お休み。
あと二作ありますが、ここは先にS&Mシリーズを読み終えてからにしたいと思います。
『時計館の殺人』評価・・・・★★★★★
ラストは必見です。
最後に、ナポレオンの言葉を。
お前がいつか出会う災いは、おまえがおろそかにしたある時間の報いだ。
ではでは、ごきげんよう。