―NO,11 Yの悲劇―
握手会まであと8日です。MAKENKIです。
- 作者: エラリークイーン,若菜等,ki,Ellery Queen,小林宏明
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2004/08
- メディア: 単行本
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AMAZONより内容引用。
ニューヨークの湾で、富豪ヨーク・ハッターの自殺死体がみつかった。その後ハッター家で、奇妙な殺人事件がおこる…。犯人はだれなのか?死んだはずのヨーク・ハッターは、事件に関係あるのか?最後まで展開のよめない、エラリー・クイーンの最高傑作。
やってしまった作品。
何をやってしまったかと言うと、変な勘繰りを入れてしまったせいで、最後の結末に驚愕できなかったのです。
具体的に言うと、ドルリー・レーン(この作品の探偵役)がある証言を受けて、それを推理するのですが・・・・・。
そこで、私は何気なくある一つのことを考えるのですが、それをレーンは一向に指摘しないので、「何でレーンはそのことについて考えないのか?」と訝しく思っていたわけです。
そして、釈然としないまま話は進み、私の予想を裏付けるような展開に・・・・。
(この時点では、まだ半信半疑でしたが)
そして、結末。
やっぱり、私の思った通りの人物が犯人でした・・・・。
やってしまいました。
最初に疑問が浮かんだ時点で、じっくりそのことについて考え、推理していたらきっとラストで、驚愕できたのにな〜。
そのままなんとなくその考えを引きずっていたから・・・・・。
しっかり推理して、最初の段階で疑問を払拭させないと・・・・。
ミステリを読んでいて、どうしても解せないことがあったら、じっくり考えることが重要だと教わりましたこの作品で。
『Yの悲劇』評価・・・・★★★☆
作品自体はとっても面白くよく出来ている。
ただ、やってしまったんで・・・・・。私が・・・・・。
最後にベートーベンの言葉を。
憎しみはその心を抱く者の上にはね返ってくる。
ではでは、ごきげんよう。